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 報 告


「地域からの経済再生」
シンポジュウムを滋賀県と首都圏で開催



 橘川武郎・連合総研編『地域からの経済再生−産業集積・イノベーション・雇用創出』(有斐閣)の出版を機会に、連合が提案している「産官学金労」連携による地域と地域経済の活性化の引き金となり、労働組合もその担い手となることを確認するシンポジュウムを滋賀・大津市で7月22日に150名、東京・日暮里で7月25日に108名の参加のもと開催した。
 滋賀県では、「滋賀の元気づけ!シンポジュウム」と銘打って、連合滋賀・(社)滋賀経済産業協会・連合総研の共催、滋賀県・滋賀労働局後援で、行・労・使が産業振興・雇用創出・まちづくりを協力して進めていく方向について、講師やパネラーから提起がなされた。
 東京では、「地域からの経済再生首都圏フォーラム−地域・産業の活力と雇用の好循環を求めて」と銘打って、連合本部の協賛を得て、連合関東ブロック連絡会・連合総研共催で実施した。
 


 
  滋賀シンポジュウム 



 滋賀シンポジュウムでは、橘川武郎東京大学社会科学研究所教授から『地域からの経済再生』の結論にあたる「滋賀モデル・長浜モデル」について基調講演として提起された。事例講演として北嶋守(財)機械振興協会経済研究所研究統括課長、伊藤光男(株)黒壁常務取締役から問題提起が行われた。北嶋氏は製造業を中心とした地域経済活性化について、地域のブランド力強化の重要性を提起し、伊藤氏は黒壁創業からの経過と成功のポイントを説明された。

 講演における問題提起を受けて、パネルディスカッションでは、金森保明滋賀県商工観光労働部次長にも加わっていただき、「滋賀県経済の個性と強さ」「滋賀経済活性化の担い手とネットワーク」をテーマとして、討論が行われた。
 


地域からの経済再生−滋賀の“元気づけ!”シンポジュウム―産業振興・雇用創出・まちづくり―


主催者挨拶      財団法人連合総合生活開発研究所(連合総研)
                                  野口敞也専務理事

             日本労働組合総連合会滋賀県連合会(連合滋賀)
                                  下戸薫会長

             社団法人滋賀経済産業協会(経産協)
                                  藤井正男専務理事

基調講演       「地域からの経済再生」  東京大学社会科学研究所
                                 橘川武郎教授

事例講演T      「滋賀県経済・明日への道標」(財)機械振興協会経済研究所
                                 北嶋守研究統括課長

事例講演U      「長浜・黒壁と地域活性化」 (株)黒壁  
                                 伊藤光男常務取締役

パネルディスカッション  テーマ「滋賀の個性と強さをいかに活かすか」

コーディネーター  東京大学社会科学研究所 橘川武郎教授

パネリスト      (財)機械振興協会経済研究所 北嶋守研究統括課長

             (株)黒壁 伊藤光男常務取締役

             滋賀県商工観光労働部 金森保明次長

  @滋賀県経済の個性と強さ−Part.T(滋賀モデル)
  A滋賀県経済の個性と強さ−Part.U(長浜モデル)
  B滋賀経済活性化の担い手とネットワーク
  Cフロアーからの発言(2名)
  D滋賀の“元気づけ!”の要点は


 首都圏フォーラム

 首都圏フォーラムでは、基調報告として橘川武郎教授から「地域経済の活性化と雇用の創出」について講演を受けた。問題提起として、小町孝首都圏産業活性化協会(TAMA)事務局次長から首都圏産業活性化協会の取り組みについて、松島茂法政大学経営学部教授から『地域からの経済再生』で論じた地域経済の「頑健さ」について、木村裕士連合総合政策局長から連合の「地域・中小企業活性化に向けた政策提言」(2003年)の要点とその後の地方連合やサービス・流通連合の取り組みについて説明が行われた。

 パネルディスカッションでは、平島雅治千葉県柏市経済部商工課主幹に加わっていただいた。平島氏から東葛地域における産業クラスター計画と東葛テクノプラザの活動を中心とした取り組みについて説明された。また、コメンテーターとして佐藤宏連合埼玉事務局長から埼玉経協と共同で設置した彩の国「新産業・雇用創出共同研究会」の活動と連合埼玉の働きかけで実施されている「彩の国仕事発見システム」と「彩の国就職支援プラザ」が、小林秀樹連合栃木総研専務理事から「宇都宮市中心街活性化に関する調査研究」が紹介された。その後、地域経済活性化のメカニズムとその担い手について討論が行われた。討論の中で、松島教授は、労働組合も地域活性化の重要な主体であることを強調された。

  地域からの経済再生首都圏フォーラム―地域・産業の活力と雇用の好循環を求めて―

フォーラムの趣旨      連合総研 茂呂成夫主幹研究員

主催者挨拶         連合関東ブロック連絡会  遠藤幸男事務局長

基調報告          「地域経済の活性化と雇用の創出」
                     東京大学社会科学研究所 橘川武郎教授

問題提起T         「首都圏産業活性化協会(TAMA)の取組みから」
                     首都圏産業活性化協会 小町孝事務局次長

問題提起U         「地域経済を見るもう1つの視点−『頑健さ』」
                     法政大学経営学部 松島茂教授

問題提起V         「連合『地域・中小企業活性化に向けた政策提言』とその後の取組み」
                     連合 木村裕士総合政策局長

パネルディスカッション   テーマ「地域・産業の活力と雇用の好循環を求めて」

コーディネーター       東京大学社会科学研究所   橘川武郎教授

パネリスト           千葉県柏市経済部商工課   平島雅治主幹

                 首都圏産業活性化協会  小町孝事務局次長

                 法政大学経営学部       松島茂教授

コメンテーター
「彩の国『新産業・雇用創出協働研究会』からの発信」 連合埼玉 佐藤宏事務局長
「『宇都宮市中心街活性化に関する調査研究』から」 連合栃木総研 小林秀樹専務理事
 @地域経済競争力のエンジンとなり得るもの
 A地域経済再生の担い手とネットワーク
 Bフロア−から(2名発言)
 C活力ある地域経済と雇用の好循環を求めて(まとめ)


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