第9回男女共同参画社会の実現に向けた労働組合の役割に関する調査研究委員会(DGBへのインタビュー)開催報告
2021年4月 7日
女性活躍や男女間賃金格差是正の推進役としての労働組合の役割などについて、諸外国における先進的な取り組みとの比較検証を通じ検討している第9回「男女共同参画社会の実現に向けた労働組合の役割に関する調査研究委員会」(主査 権丈英子亜細亜大学副学長)を3月29日(月)にオンラインで開催しました。
今回は、ドイツにおけるジェンダー平等の現状とジェンダー平等政策、および、労働組合の取り組みについて、ドイツのナショナルセンターであるDGB(ドイツ労働総同盟)へのオンラインインタビューをおこないました。DGB本部Christina Stockfischs氏および、DGBブリュッセル事務所Andreas Brieger氏のお二人から、ドイツ社会におけるジェンダー平等の現状、ジェンダー平等推進に向けての労使の役割、ジェンダー平等に向けてのDGBの具体的な取り組み及び課題について説明を受けました。
委員会委員からは、ヨーロッパ諸国の中では性的役割分業意識が高かったドイツでどのようにジェンダー平等に向けてDGBはじめ労働組合が取り組んできたか、今後の課題など、多くの質問が出されドイツの状況について理解を深めました。
これまでの研究委員会での議論やインタビューの成果をまとめ、日本の労働組合運動への提言に繋がるよう報告書を策定していきます。