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ソーシャル・アジア・フォーラム

ソーシャル・アジア・フォーラムとは

1.歴史的経過

ソーシャル・アジア・フォーラムは、1994年に横浜で日本、韓国、台湾の少数の労使関係研究者を中心に発足した。その後、各国のローテーションで今日まで継続してきた。第5回より中国からの参加があり、次第に参加者も拡大し、40-60名が参加するようになっている。

2.目的

アジア地域協力が発展し、「東アジア共同体」が提唱されるなど、今後の地域的統合を予知させる形でFTAの締結も拡がっている。しかし、経済協力や経済統合に伴って論議されるべき、共通労働市場などの社会的側面についての研究や論議はあまり行われてきていない。ソーシャル・アジア・フォーラムは、東アジア各国の社会的側面、特に労働市場と労使関係に関する研究と意見交換を主たる目的として、毎年一回、今日まで継続的に行ってきた。

3.参加者と参加方式

参加は原則として個人参加としており、国や団体を代表せず、そのことによって自由な意見の発表と交換を保障してきた。このことが東アジアにおける複雑な国際的関係とさまざまな関係団体の異なる立場を越えて、研究者と労使関係者および労働組合指導者間の自由な討議と交流を可能にしてきた。毎回新しい参加者が加わっているが、多くの人たちが継続的に参加している。

4.成果

第3回のフォーラム以降、事前に設定されたテーマについて、各国・地域より主題報告と動向報告が各1編、合計8編が提出されており、フォーラム開催までに各国それぞれの責任において翻訳・印刷がおこなわれている。日本では事後に報告書にまとめて公刊してきた。また、2001年には、それまでのフォーラムの主要報告を収録して、『ソーシャル・アジアへの構想力』(日本評論社)を出版した。
このフォーラムは、東アジアの社会労働問題研究者の間で恒常的な幅広い人的ネットワークを形成するという成果をあげている。このネットワークを生かして、この地域における大学間の協同作業や、研究団体間の人的交流、異なる組織関係を持ち、これまで直接関係のなかった労働団体間の対話が促進された。またこのフォーラムは、中国と台湾の研究者が同席し、社会労働問題の意見交換ができる唯一の場としても機能してきた。

実施方法

  • (1) 報告

    準備の早い段階で4つの国・地域からの主題報告と動向報告を行う担当者を決定する。各報告は、事前に文書化され、日本語、中国語および韓国語に翻訳され、印刷されてフォーラム参加者にできるかぎり事前配布される。

  • (2) セッション

    フォーラムは、開会式と閉会セッションを除き、4つのワーキングセッションを行う。それぞれのセッションは、各国(地域)からの報告のプレゼンテーション(計30分)と質疑応答(約1時間)にあてられる。これは従来からの方式を踏襲する。

  • (3) 同時通訳

    このフォーラムの特徴の一つは、日本語、中国語および韓国語という東アジアの3カ国語による同時通訳によって行われていることである。

これまでの開催報告

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