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シンポジウムの開催報告

ESG-S指標に関する調査研究委員会中間シンポジウム「今、改めてESGの「S」指標を考える」をオンラインで開催しました。

2022年6月20日

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 2022年5月27日、連合総研と株式会社QUICKは、ESG-S指標に関する調査研究委員会中間シンポジウム「今、改めてESGの「S」指標を考える」をオンラインで開催し、500名以上の参加がありました。

 はじめに、主催者を代表して弊研究所古賀理事長と株式会社QUICKの高見社長があいさつしたのち、金融庁長官の中島淳一氏より、「金融庁におけるサステナブルファイナンスの取組」についての基調講演が、研究委員会主査であり高崎経済大学学長の水口剛氏より、「日本版ディーセント・ワーク8指標(JD8Japan Decent Work 8 Index)」についての説明がありました。

 続いて、パネルディスカッションが行われ、冒頭、パネリストである埼玉大学経済学部教授の金井郁氏からは、「労働研究、ジェンダー研究の視点から指標に込めた考え方」について、第一生命ホールディングス株式会社経営企画ユニットフェロー兼第一生命保険株式会社運用企画部フェローの銭谷美幸氏からは、「投資家の立場から指標に込めた思い」について、オムロン株式会社サステナビリティ推進室長の劉越氏からは、「オムロンの企業理念経営と「S」に関する指標・目標についての取組状況」についての報告がありました。その後、指標の内容、指標を理解するためのキーワード(企業拘束性、雇用管理区分、ケアとの両立、無意識のバイアス、人への投資等)、参加者からの質問に関して活発な意見交換が行われました。

 最後にパネルディスカッションのモデレータである高崎経済大学学長の水口剛氏が、労働環境を守ることは、企業価値と相反するものではなく、社会全体を底上げすることにより、企業価値を高め、投資家の利益になる可能性があること、本日の視聴者の方からの意見を踏まえて最終的な提言をまとめていきたい旨を述べ、閉会いたしました。

日本版ディーセントワーク8指標(JD8:Japan Decent Work 8 Index)20220527.pdf

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