2018年11月発行
研究報告書
連合総研ブックレットNo.15 IoTやAIの普及に伴う労働への影響と課題 -新技術導入の現状・労働組合の受け止めと期待される役割-
今後、急速に進むIoT(Internet of Thingsモノのインターネット化)やAI(人工知能)の普及は、生産、サービス、生活のあり方をはじめ、就業構造や労働のあり方にも大きな影響を与えることが想定される。
IoTやAI、ロボット等の飛躍的な進化により、定型労働に加え非定型労働においても代替が進むなど雇用の二極化や雇用減少も危惧されている。このような中、日本における「物づくり」現場、ホワイトカラー労働者の働き方をはじめ、大きな雇用のボリュームゾーンである医療・介護サービスをはじめとした対人サービス分野での労働のあり方や労使関係への影響はどうなるのか等、検討すべき課題は多岐に及ぶ。
連合総研ではIoTやAI等の新技術の進展がもたらす労働環境の変化、そして労働者への影響と課題を明らかにすることを目的としてプロジェクトを立ち上げた。プロジェクトでは労働、法律、経済、人工知能分野の学者・研究者、そして企業経営者と多岐にわたる有識者による講演会(ヒアリング)や座談会を開催した。併せて労働現場における新技術の導入状況と労働組合の受け止めを明らかにするために産別労働組合そして単組へのヒアリング調査を実施するとともに、変化の時代に労働組合に期待される役割について検討行い、プロジェクトから明らかになった様々な知見や現場での新技術の導入状況をとりまとめたブックレットを発刊した。
アドバイザー、総論執筆 労働政策研究・研修機構 山本 陽大 副主任研究員
事務局 杉山 豊治 連合総研副所長
中村 善雄 連合総研主幹研究員
戸塚 鐘 連合総研主任研究員(主担当)
小川 士郎 連合総研主任研究員
松井 良和 連合総研研究員
*2018年11月現在の役職名。
報告書
在庫・貸出し
定価定価 1,000円(税込)
- 在庫書籍有
- 貸出可